足つぼ(足反射区療法)は実はアメリカ生まれ?足つぼのルーツに迫る!
現在、一般的に広まっている足つぼ(足反射区療法)は、アメリカの耳鼻咽喉科の医師・フィッツゲラルド博士です。(1872〜1942)
博士はあるとき、麻酔なしで手術を受けている患者がベッドの縁に足を打ちつけるのを見て、「足に何かあるのか」と疑問をもち、そこから研究を勧め、ゾーンセラピーという本を出版。
今の反射区という概念ではなく、体を10のゾーンにわけていたもので、その後、さらに研究がなされ、現在の反射区に辿り着きました。
このように書くと、足つぼってまだ最近のことなの?と思いますが、圧点を利用しての治療法は5000年も前に、インドや中国では行われていたこと。
でも鍼治療が盛んになったことで、忘れ去られてしまったと言われています。
忘れ去られたまま何千年か経っている中でも、圧点を利用して治療するというのは、実は世界各地で見られたことでした。
ヨーロッパではアダムス博士、アタティス博士、バル博士が圧点を利用しての臓器の治療法を発表していたり、フローレンスの偉大な彫刻家・チェリーニは、体の痛みを取るために、指とつま先に圧力をかけて治してしまったという話もあります。
アメリカの第20代大統領・ジェームズ・ガーフィールドは、暗殺されかけた時の痛みを緩和するために足の各部に圧力を加えていたそうです。そしてこの方法がどんな痛み止めの薬よりも効いたということ!
北アメリカのインディアンの間では、体の器官と反射点には数多くの反応点が存在し、圧力をかけると痛みを和らげたりすることができるということをやっていたと。
足裏を刺激すると体に良い反応が起こるというのは、人間は、直感的に知っているということを物語っているようです。
痛みを感じる時に、無意識に歯を食いしばったり、手を握りしめたり…、直感でこう動いてしまうっていうことがいろいろあると思います。
足を圧するというのも自然な反応でしょうね。それを体系化したのが、冒頭でお話しした、フィッツゲラルド博士というわけです。
こう読んでみると、足つぼってそんな不思議なものでもないでしょ?体の当たり前の反応なのかなという感じで親しみ?を感じた人もいるのではないでしょうか?
やり方はどんな形でも構わないので、ぜひ足を圧する!やってみてくださいね。