35歳以上の不妊治療、健康習慣はその前からスタートする
晩婚化が進み、望んでもなかなか妊娠できず、不妊治療へと進む女性が多いです。
年齢が上がるにつれ卵子、精子も老化しますが、そこがわかっていない限り治療だけに頼ることになります。
不妊治療には限界があって、誰もが妊娠できる世界ではありません。
だからこそ1日でも早く、妊娠できる体づくりに向けての健康習慣が必要です。
今日はその健康習慣がいかに大事で、遅すぎることはあっても、早すぎることはないかをお話しします。
そして、赤ちゃんを望むなら1日でも早く、毎日の習慣を変えることをお勧めします。
卵子の年齢、精子の質を考えたら、不妊治療の前から健康習慣を意識する
あなたが20歳なら卵子も20歳、あなたが35歳なら卵子も35歳です。
卵子だけでなく、精子も男性の加齢とともに質が低下します。
20歳の精子と40歳の精子は質が違うのです。
以前このような女性がいました「夫は再婚で、前妻との間に子供が3人います。だから子供ができないのは私が原因なんです。」
20歳の精子と40歳の質は違うのですから、同じ結果にならないのが当たり前です。
不妊の原因の多くは女性という認識がこれまで多かったのですが、半分は男性にも原因があります。
生活習慣を振りかえるということをすると、必ず今の体の状態になった原因がありますので、その原因を変えていくためには、健康習慣を意識することが大事になっていきます。
不妊治療をする前に始めたおいた方がよい健康習慣
普段の何気ない食事、その食事であなたの体はできています。
毎日パンばかり食べる人と、納豆、お味噌汁などの昔から日本で多く食べられてきた大豆やご飯を中心の人、どちらが妊娠できる体づくりに適していると思いますか?不妊治療の成功率はどちらが上がると思いますか?
それはあなただけでなく、相手に対しても同じことが言えます。
夫は朝はコーヒーだけで、お昼は外食、夜は晩酌している側で、妻は納豆、お味噌汁、季節の野菜に大豆やご飯の和食中の食事をしている。
不妊治療、妊娠できる体づくりは女性だけがするものではなく、夫婦一緒にするもの。
夫婦で同じ方向に向かって健康習慣を見直していく、これが不妊治療よりも大事なことだと思いませんか?
不妊治療も、妊娠できる体づくりも、女性だけでがんばらない
「玄米はイヤだ、納豆はキライというけど、同じ物を食べて欲しいとお願いして、お弁当に玄米を入れていました。そしたら隠れてカップラーメンを会社で毎日食べていたみたいなんです。私だけが頑張っている感じがしてなんだかショックでした・・・。」
と言われた不妊治療中の女性がいました。
ご主人の気持ちが置いてけぼりになっていますね。
男性で玄米や、納豆、野菜、大豆製品などの和食だと食べた気がしないという人は多いです。
だからカップラーメン食べていたんでしょうね(笑)
隠れてということは、悪いことしているという意識はあったのだと思いますよ。
だからショックを受けないでください。
そしてもう一度話し合って、二人の合流地点を決めませんか?
玄米でなく5分つき米にする、うっすら茶色いですが、これだとほぼ白米と同じ感覚で食べやすいですし栄養もあります。
納豆は好き嫌いがありますから無理に食べさせようとしない、食べれるなら国産大豆を選びましょう。
もしくは国産の大豆を使った美味しい味噌を使って野菜たっぷりのお味噌汁にするのもいいでしょう。
これだと納豆が苦手でも大豆は摂取できますね。
というふうに不妊治療だけに頼らず、妊娠できる体づくりも夫婦で並行してやっていくことが1番の近道です。
これまで妊活中の女性にたくさん出会ってきましたが、結婚→タイミング療法→妊娠しない→人口受精→体外受精→顕微授精というステップに進むことが多く、その期間だけで2、3年以上すでに経過しています。
時間を取り戻すことはできませんが、今思い立てば明日より1日若いです。
そしてあなたが妊娠を望むなら、その準備に早すぎるということはないのですよ。
それは男性側にも言えることなので、女性だけががんばりすぎないようにしてくださいね。
不妊治療だけに頼らず、自分の生活習慣を見直して、健康習慣を身につけていくことが1番の近道です。
納豆が嫌いでも大豆の栄養を摂取する方法があるように、その方法だけに拘らず柔軟に毎日の習慣を見直していきましょう。
次回は、妊活中に知っておいて欲しい食べ物の選択というテーマでお届けします!